インフルエンザ

 生徒2人の新型インフルエンザ感染を受け、休校していた川崎市高津区の私立洗足学園高校で28日、1週間ぶりに授業が再開され、記者会見した前田隆芳校長は、2人の精神的ケア体制を整え、温かく迎える考えを示した。
 また、全国からの励ましが手紙などで約1000件寄せられる一方、誹謗(ひぼう)や中傷の電話・メールが約100件あったことを明らかにした。


ちょっと待って!


絶対に感染しない方法は不可能な以上、
有効な方法は感染しても大丈夫な方法を採るしかない。
なので、感染したから批判というのは全く無意味で不合理的。
感染しても大丈夫なシステムが完全に実践されていれば問題はないはずだが、
それがきちんと実践できない組織や個人が、
今回みたいに個人叩きをしているんだと思われる。


感染したことをおわびするなんていうのはおかしな話だ。

もちろん最低限の予防策は必要だが、
アメリカでインフルエンザがはやっているのに、
だから絶対(100%)にアメリカに行くべきではないというのは異常。

100%絶対に感染しないようにすることは、
物理的に不可能なことであるのだから、
問題は感染したときに、個々人がどう対処するか、
どう対応するかという問題であって、
感染した人を多人数で中傷するのはナンセンスだ。

インフルエンザに感染したとき、
自分はウィルスをまき散らさないようにどう行動するか、
インフルエンザに対して、国がどう対応し、
国民がそれに対してどう動くかと言うことが最も大事なことだし、
感染した人をバッシングしたからといってなんの解決にもならない。
結局は、なんでも自分は悪くない、他人のせい片づけてしまう無責任の表れであって、
自分は感染してないのだからなにを言っても良いのではなくて、
もし自分が行動したらどうするか、そして実際にそうなったときに本当に正しく行動ができる人でな
ければ、
無責任に他人を中傷する権利なんてないはず。

他人を責めて済ませる人は自分の責任を棚に上げているだけで、
結局は責任を他人になすりつけたいと言うだけのこと、
結局は何の意味もないし、むしろ悪だ。

日本のすべての人が、インフルエンザが流行しているすべての国に行かないなどということは不可能なので、
その中の何割かが行くのを辞めるということにはそれほどの意味がない。
問題は感染した場合に、早期に発見できる体制と、
それに対する国民の積極的な協力、今回みたいに国民が好き勝手に動いたり、
ウィルスの検出に全然協力的じゃなかったような実態があったのに、
よく平気で他人を中傷できるものだとあきれてしまう。

インフルエンザが流行している国に行ったからといって100%感染するわけではない、
100%感染することが科学的に証明されることはないので、
絶対に行くべきではないと言う結論はでてこないし、
行ったことに対して批判や中傷が出るのも因果関係がまったく不明で、まったく根拠のない中傷でしかない。
何らかの理由によって、その時ある国に行かなければならない事情は誰にでも起こりうるし、
100%とか100%に近い割合で確実に感染するということが決定的に確認されていない限りは、
それを理由にして中傷することはできない。

むしろ感染したから、感染者を中傷するという、人の心のあり方の方が、
逆にインフルエンザの問題を深刻にするし、根本的な解決を図る邪魔になって、
かえって事態を悪くしているのではないか。

この調子では感染者は焼き殺そうという論理になっても不思議ではないのだが、
これは全然解決策として妥当な物ではない。
ウィルスを100%防ぐことはできないのは明らかにわかりきったことなので、
ある程度の備えは個々でやるとしても、いつかは誰かが感染してしまうことは絶対に避けられない。
感染したことを問題視するのではなく、感染した後の的確な対策ができる環境作りを優先すべきであるし、
それが最も重要で的確な対策のあり方だと思う。

感染したから電話が殺到とか、正直意味がわからない。
すべての人が家からでなければ感染はしにくいでしょうが、
そんなこと全員ができるはずがない。
お前が感染したから日本にウィルスが持ち込まれて迷惑、なんて考え方は、
これまでに数千年かけて培ってきた哲学や科学などによって高度な知的文化を持っているはずの現代において、
まったく論理的でもなければ知的でもなく、
いわば集団ヒステリーとも呼べる狂気に近いものを感じる。

悪いけど、そうとしか捉えられない。

絶対に感染しない方法は不可能な以上、
有効な方法は感染しても大丈夫な方法を採るしかない。
なので、感染したから批判というのは全く無意味で不合理的。
感染しても大丈夫なシステムが完全に実践されていれば問題はないはずだが、
それがきちんと実践できない組織や個人が、
今回みたいに個人叩きをしているんだと思われる。

なので、むしろそのような組織や個人こそが問題だと言えるわけだ。
いざ感染した場合に、それに対して備えもできないし、場合によっては無理に出社させることになり、
ウィルスをばらまくということになる。
なので、感染した個人を叩くヒマがあったら、すでに殺傷力があるウィルスが世界中にばらまかれるという危険性は、
すでにいつ起こるかわからない不可避的な問題になっていて、
起こってしまったら避けられないという状況下で、
このような事態に陥った場合に、迅速に対応できるような仕組みを、
国が持っていると言うことはまず前提だが、
企業などの大きな組織がこのような場合における指針を他との協力的な体制を早期に決定すべきだし、
個人も積極的に関わってその仕組みがうまく機能するように努力するべきで、
それさえできていればウィルスがばらまかれたって、それを実践すればいいだけのはずなんだ。

ウィルスに感染した、日本に持ち込んだ、ふざけるなとか言う必要がまったくないわけだ。
逆に、こんなことを言っている時点でそれすらできていない、
しかもこれからもできそうもない、そんな人たちがこんな考え方で他人を不当に攻撃しているんだろう。

この現状の時点で、ウィルスに対する対策や、それに対してどう考えるか、どう捉えるか、という認識のあり方が、
日本は全然できていないということが、明確に露呈していて、
このままじゃ本当にだめそうだ、と思うわけだ。


あまりにも異常な話にちょっと熱くなってしまった。


Posted by ニコちゃん at 2009年05月29日13:32